様々な施工方法

トレー施工

トレー施工はバードフリーをトレーに注入して設置する施工方法です。トレーに入れることで、帯状に施工したようになり、忌避効果が高まります。また、直接塗る場合に比べて、施工表面の汚れを最小限に抑えることができます。
※トレーはバードフリーに付属しています。(詳しい施工方法はこちら)

こんな時におすすめ

・鳥がよく止まっている平らでトレーが置けることろ

トレー施工
線状施工→トレー施工:帯状に施工したようになる(線状施工に比べて施工幅が太くなり効果的)線状施工→トレー施工:帯状に施工したようになる(線状施工に比べて施工幅が太くなり効果的)

フック施工

フック施工はトレーにフックをつけてワイヤーやネット(網)にひっかけてバードフリーを吊るす方法です。
※フックはバードフリーに付属しています。

こんな時におすすめ

・施工したいところにトレーを置くことができないとき
・軒下にスズメなどが巣を作ったとき
・壁に止まっているコウモリを忌避させたいとき

フック施工

施工に必要なもの

・ひも(フックを掛ける場所が他にあれば不要) ・ひもをかけるネジ(ビス)やフックなど

施工方法

  • 1.トレーにフックを取り付ける

    フックのトレー取り付け部分に斜めの出っ張りがあります。出っ張りが大きいほうがトレー内側にくるように取り付けてください。

    出っ張りが大きい方が内側
  • 2.バードフリーを設置したいところにひもを吊るす

    ひもはたるみやすいので、何カ所かネジなどを取り付けることをおすすします。フックをひっかけるところがあれば、ひもで吊るさなくても結構です。

    雨どいにフックを掛けた設置方法雨どいにフックを掛けた設置方法
  • 3.ひもにフックを掛ける

    フックを等間隔でひもにかけます。また、フックが移動しないよう固定(紐の隙間にフックを吊るす、ケーブルタイで固定するなど)してください。

  • 4.トレーにバードフリーを注入する

    設置位置によっては先にバードフリーを注入してからフックを掛けていただいても結構です。

ケーブルタイ施工

ケーブルタイ施工は手すりのような丸いパイプ部分にトレーをケーブルタイで固定する方法です。
手すりなどに鳥がよく来る場合、停鳥部分に直接施工できるため効果が出やすくなります。

こんな時におすすめ

・手すりなど、バードフリーの取り付け面が狭いとき

ケーブルタイ施工

施工に必要なもの

・ケーブルタイ(結束バンド)
・ケーブルタイ用のマウントベース(結束バンドを固定するもの)
※ホームセンターなどで市販の結束バンドとマウントベースを購入してください。

ケーブルタイ(結束バンド)/ケーブルタイ用のマウントベース

施工方法

  • 1.トレーにマウントベースを貼り付ける

    1.トレーにマウントベースを貼り付ける

  • 2.マウントベースにケーブルタイを通す

    2.マウントベースにケーブルタイを通す

  • 3.設置場所に固定する

    3.設置場所に固定する

  • 4.トレーにバードフリーを注入する

    4.トレーにバードフリーを注入する

モール施工

モール施工は配線モールを使って、バードフリーを施工する方法です。スズメやコウモリのような小型の鳥を対象にバードフリーを施工する場合などにおすすめです。直接塗布より汚れにくくなるのでお勧めです。

こんな時におすすめ

・トレーを置くことができないような狭い場所
・小型種(スズメ・コウモリ・ツバメなど)が対象のとき

モール施工

施工に必要なもの

・配線モール(ケーブル保護用のプラスチックカバー等)
・シリコン接着剤または両面テープ
※ホームセンター等で市販の配線モールと接着剤を購入してください。

配線モール/シリコン接着剤または両面テープ

施工方法

  • 1.配線モール裏面に接着剤を塗布する

    1.配線モール裏面に接着剤を塗布する

  • 2.配線モールを設置場所に固定する

    2.配線モールを設置場所に固定する

  • 3.配線モールにバードフリーを注入する

    3.配線モールにバードフリーを注入する

直接塗布

直接塗布はトレー施工に補完する形でバードフリーを施工する方法です。トレー施工だけでは、スズメやコウモリなどの小型の鳥の忌避効果が十分でない場合や執着心の強いハトには効果が出ない場合があります。そのような場合、トレーとトレーをつなぐようにバードフリーを直接塗布する組み合わせでより効果が感じられます。

こんな時におすすめ

・トレー施工の忌避効果をさらに高めたいとき

直接塗布
トレー施工・直接塗布(トレーと直接塗布の併用)>効果大 直接塗布:直接塗布(ライン施工)トレー施工・直接塗布(トレーと直接塗布の併用)>効果大 直接塗布:直接塗布(ライン施工)
注意
  • バードフリーを直接施工すると、施工面が汚れます。
    長期間施工し続けた場合はシミになりやすいです。そのため、シミを作りたくない所では直接施工はしないようにしてください。

鳥ごとの施工ポイント

鳥種(サイズ)に応じてバードフリーを設置する間隔・ポイントが異なります。

  種類 トレー設置間隔
中型種 鳩・カラス 15〜30cm
その他カササギ・ムクドリなど 15〜30cm
小型種 スズメ 5〜10cmまたは直塗り(※)・モール施工
その他ツバメ・ヒヨドリ・セグロセキレイなど 5〜10cm
コウモリ 5〜10cmまたは直塗り(※)・モール施工

★巣の付近や餌場は鳥の執着心が強いため、鳥の大きさに関わらず、トレーの間隔を狭くして設置してください。
※直塗りする場合はシミになる場合がありますので、ご注意ください。

カラス

カラス

カラスにはトレー施工がおすすめです。トレーを15cm~30cm間隔で設置すると効果的に忌避することができます。
※カラスは警戒心が強い鳥です。施工中、カラスが遠くからこちらの施工の様子を見ていることがあります。作業する際はカラスに見せつけるように施工すると効果的です。
※カラスのえさ場になっている所では、15cm間隔のトレー施工を推奨します。

ハト

ハト

ハトにもトレー施工がおすすめです。トレーを15cm~30cm間隔で設置すると効果的に忌避することができます。
※ハトは餌や巣に対する執着心が非常に強いため、バードフリー施工後もしばらく施工場所に飛来します。飛来した際にジェルが飛び散って、施工量が減る場合があります。
※繁殖場所や糞害が激しい場所では、間隔を狭く(15cm)してトレー施工またはトレーと直接塗布を組み合わせた方法を推奨します。

スズメ

スズメ

スズメのような小さな鳥はトレー施工の場合、5cm~10cm間隔で設置してください。
※トレーの間隔が広いとトレーとトレーの間にスズメが入り込み、効果を得にくいことがあります。その場合、トレーの間隔を狭く(5cm)してください。もしくは、トレー施工と直接塗布を組み合わせる、または、モール施工が効果的です。

コウモリ

コウモリ

コウモリもスズメと同様に、トレー施工の場合は5cm~10cm間隔で設置してください。
※トレーの間隔が広いとトレーとトレーの間にコウモリが入り込み、効果が得にくいことがあります。その場合、トレーの間隔を狭く(5cm)してください。もしくは、トレー施工と直接塗布を組み合わせる、または、モール施工が効果的です。
天井裏などに生息している場合は、天井裏に設置して追い出したあと、天井裏への入り口付近の軒下などにバードフリーを設置して侵入防止対策に利用するといった方法があります。
★巣に幼獣がいる場合、巣立ちした後に施工してください(コウモリの幼獣は飛べないため)。コウモリの出産時期は7月頃で、幼獣は約1ヶ月で巣立ちできます。

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